【前回の記事を読む】「誰にも共感してもらえない…」そんなときは"自分が相手に対して共感の気持ちを持っているか"を振り返ろう

第1章 人間力

前頭眼窩野(ぜんとうがんかや)を鍛える

脳にはたくさんの機能があり、部位があります。

前頭眼窩野という部位があり、そこが脳のコミュニケーションをつかさどる部位といわれています。名前から想像できるように、目のすぐ後ろにある部位です。

簡単に説明すると、コミュニケーションする相手の表情や行動から、どんな心情であるかを想像する部位です。

この前頭眼窩野は、25歳まではほうっておいても成長します。しかし、一般的に25歳を過ぎると急速に衰えだすそうです。

また、一般的に女性は前頭眼窩野の能力が高いといわれています。相手の心情を掴んだりする力がもともと強いといわれています。

その逆で男性は前頭眼窩野の動きが女性に比べて劣っていて、そしてそれに気がつかないそうです。

私もこの事実を知って、自分が苦手としていること、共感力が、そもそも、結構頑張らないといけないことだと、認識したのです。

もちろんこれは一般的にこういう傾向があるということで、女性でも苦手な人もいますし、男性でも得意な人がいるはずです。しかし、腑に落ちる人も多いのではないでしょうか。

さて、この前頭眼窩野を鍛えると共感力が強化されそうですね。

前頭眼窩野のトレーニングとして多用されているのは心理学的なアプローチであるカウンセリングの手法が用いられるそうです。

私は専門家ではないので詳しくないのですが、簡単な方法としては、自分の意見をなるべく言わずに、一旦は『相手の話を聞く』というのがいいそうです。そうすることで、話し相手がこちらに共感を抱き、信頼関係の第一歩が踏み出せます。

また、相手にどうしても共感してほしい、という場合は、相手の動作や話すスピードなどに、こちらの動作も合わせることが有効だそうです。

これは、相手の鏡のように雰囲気を合わせて対峙するだけで、相手の共感度合いが高くなるためのようですね。

逆に、こちらのペースにもっていきたい場合は、スピードを上げたり語気を強くしたりすることで、効果が期待できます。

よく営業がこのようなテクニックを教育されることがあります。

営業のクロージングの部分は大変難しいのですが、そこのやり取りでうまくお客様と時を共有して契約していただく、というときに、共感できるような環境を作り上げるようです。

とはいえ、これもケースバイケースで、このテクニックですべてうまくいくかというとそんなことはありません。テクニックはテクニックなんですよね。

またテクニックは人に合う合わないということもあります。そうなるとこれが成功のパターンだっていうのは人によって違うと思っています。

特に共感を得るという場合は、最初は形を試してみるということは大変いいことだと思います。しかし、実際には、大切なことは動機です。共感したいと思うことから始めなければいけません。

しかし、日常的にそれを意識してトレーニングしていくのは大変なことです。

ではどうしたらいいでしょうか。