【前回の記事を読む】鉄の女として知られるイギリスの元首相、マーガレット・サッチャーは、首相時代に3時間しか睡眠をとっていなかった。晩年は…

第Ⅰ部

第2章 元気な入居者の暮らしぶり

3 ホームでの睡眠

夫婦の寝室は同室? 別室?

1LDKに夫婦で入居した人の場合、寝室は同室でしょう。しかし、悲しいかな、いずれ片方は亡くなり、おひとりさまになる運命が待っています。そんなおひとりさまが、夜中に目が覚めたとき、いつも隣のベッドで寝ていた連れ合いが、永遠にいないことを思い知らされたら、その寂寥感(せきりょうかん)は底知れぬものとなるでしょう。

私たちはいびきがもとで寝室は別にしてしまったのです。であれば、それをおひとりさま生活の免疫作りに役立てようと思っています。これは、以前の住まいでは思い付かなかったことです。ですが、寝室が別々であれば、連れ合いにからだの異変が起こっても、気が付かないというデメリットがありそうです。

しかし、寝室が同じでも、連れ合いが心臓の急変などで亡くなっても、気が付かないこともあるのです。夫の妹宅ではそういう悲劇が起こっています。こういう点では、寝室の夫婦同室・別室はメリットともデメリットとも簡単には決め付けられないように思います。

8時間眠って、1日中快調

これだけ眠っていると、ときに睡眠時間が5時間とか少ないときがあっても、次の日、眠くて困るということはありません。昼寝をしたいとも感じません。高齢者にとって、午後30分くらいの昼寝は、認知症予防のために必要だという説もあります。しかし、眠くもないのに、昼寝するなんてことは私にはできません。

夫は私より早く就床しますが、睡眠薬を少し飲んで熟睡し、5時台には目が覚めるそうです。6時間は眠っています。夜中に目が覚めることも、夢も見ることも滅多にないとのことです。ベッドから起きると、1時間以上ストレッチをやっているそうです。夫はもうすぐ84歳になります。いくつか病気を抱えていますが、私より遥かに元気で、よく動いています。