小説 高校生 青春 群像劇 茶道 2026.05.18 大事に守ってきた茶庭が、この学校の誰かに荒らされた――刃物で切り落とされた枝葉。椿の花はすべてもがれ、上から強く踏み潰されていて…… 紅葉山高校茶道部Ⅱ 【第1回】 益田 昌 守りたい場所がある。 この記事の連載一覧 次回の記事へ 最新 茶室売却を阻止すべく、クラファンに成功した紅葉山高校茶道部。だが返礼として三千服を呈する茶会を開催しなければならない。そんな中、茶庭の花が何者かに切り落とされる事件が発生。困難に立ち向かう高校生たちの、熱く切ない青春群像劇。※本記事は、益田昌氏の小説『紅葉山高校茶道部Ⅱ』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 登場人物 写真を拡大
エッセイ 『治すより、付き合う』 【第2回】 弓庭 柔悟 「腎臓の組織を少し取ります」背中にチクッと針がさされ麻酔が打たれたと思ったら、「バチン」と銃みたいな音が… 【前回の記事を読む】むくみ、体重増加、尿量減少――気のせいかと思ったが、母に言われるまま病院へ行くと医師の口から…スマホで「急性腎不全」を検索する。やってはいけない行為ランキング第1位を、入院初日に達成した。怖い言葉ばかり並んでいた。【合併症】【不可逆】【慢性化】【透析移行率】そっと画面を消した。天井を見た。白かった。その白さが、やけに遠く感じた。午前2時。隣の“むくみ村の村長”が突然言った。「…
小説 『プリマドンナ・デル・モンド』 【第11回】 稲邊 富実代 優勝候補ほど命を落とす恐ろしい試合――婚約者の出場を知った彼女は母の前で泣き崩れ…… 【前回記事を読む】スパゲッティ、ジェラート、ピッツァ…妹を置き去りにして、祭りを満喫した。しかし妹の体調は……イザベラは歩き出したが、足取りは力なく、目は虚ろであった。後には一人の若い侍女が付き従うだけであった。「姫様、どうなさったのですか?」侍女の声にイザベラは、はっと我に返った。「船着き場は、向こうでございます」気がつくとイザベラは、船着き場とは逆の方角に来ていた。「いいえ、何でもないの。ま…