最初の二年間は新聞配達をしていましたが、この仕事ももう四年間続けたので、残りの二年間はゆとりのある通学時間を考えて、品川区内の東急池上線の荏原中延駅近くのアパートに引っ越しました。

新聞配達を辞めるに当たって、新聞社から借りていた奨学金の残額をお支払いして、無事に退職することができました。

しかし、これからは授業料も生活費もすべて自分で生計を立てなければなりません。やっと見つけたのがアパートの近くで朝から夜まで働ける区民プールの監視員や家庭教師の仕事でした。プール監視員のアルバイト仲間は皆現役の大学生で、お小遣い稼ぎをしている人たちばかりでした。

授業の合間はフルタイムで仕事をしましたが、収入はそれほど多くはありませんでした。でも他に仕事をする時間を割くこともできなかったので、少ない収入で生活費を切り詰めるしか方法はありませんでした。

生活費をやりくりしていたそんな中、留守中のアパートに空き巣に入られ、引き出しに入れておいたお金を盗まれてしまいました。

節約して生活している身だったのでとても腹が立ちました。当時のアパートの部屋の鍵はネジを締めているだけで逆に回すと簡単に鍵が開いたのです。

アパートの一階には大家さんが住んでいて、二階は袋小路になっていたのですが、アルバイトで外出した後を狙われたようです。

もし空き巣と鉢合わせになっていたらどうなっていたでしょうね。空き巣に刃物で刺されなかっただけでも運が良かったのかもしれません。

大学の友達やゼミの仲間で旅行するのはアルバイトの関係で自由にできなかったのですが、何人かの友人とは私の故郷を紹介がてらに九州旅行をしたことがあります。

最近、残念ながら癌で亡くなった友人が生前に、今でも私の祖父母に良くしてもらったことが思い出として残っていると話してくれたことがとても嬉しかったし、最後でしたが懐かしい二人だけの話題でした。

他にも、 大学時代の友人と二人で、南九州旅行をしたことがありました。この友人とは大学卒業後も年賀状だけは続けていましたし、最近も電話で話したばかりですが、残念ながら最近になって癌で亡くなりました。

卒業の間際になり、先に仕事をしている兄が戸塚で働くようになったので一緒に住まないかと誘われて、私は都内を離れて引っ越しました。

実はこの時、付き合っていた女性がいたのですが、これを機に別れることになりました。その女性のことは引っ越してからも多少気になっていましたが、こちらから声をかけることもなく、また新たな生活をスタートさせました。

 

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