自己PRのPRとはPromotionの略である。Promotionとは〝推進〟を意味するが、企業ではよく〝販促〟などで使われる言葉。

文字通り、自分の〝売り込み〟、自分の〝訴求〟ということである。ゆえに、自分をいかに魅力的に表現し、相手に突き刺さり、決定的に印象づけるかということを、事前に戦略的に練ることができ、面談の中でも唯一自分の手の内にあって自由に主張ができる大事な一分間であり、極めて優位なOpportunity(機会)なのである。

面談で主張する自己PRの目的とは決して「伝える」ことではない。なんだと思う? 私は必ず学生達に聞いている。面談で主張する自己PRの目的は「伝える」ことではなく「伝わること」。似て非なる、全然違う目的なのである。

相手に刺さり、共感を呼び、自分という人物像を決定的に印象づける狙い、それは相手に「伝わる」ことにある。ここが、自己PRを練り上げていく上でのポイントのひとつになる。

あなたの自己PRは自己採点で何点?

一分間学生に自己PRをしてもらった後に、その内容について私からいろんな角度で質問をしていく。何故? いつ? 楽しかったことは? 今でも続けたいか? どんな苦労があったか? それをどうやって乗り越えてきたか? 等々……(※ここで質問してきた意図については後ほど改めて触れる)。

そして、これらの質問に答えてもらった後に学生達に質問する。「今、あなたが私に聞かせてくれた自己PRを自己採点、自己評価で何点と評価する?」。中には10点、20点、70点というバラつきはあるものの、だいたいの学生達の答えは40点か 60点。

日本人らしいとでも言おうか、控えめな、平均点近似値の点数をつける。実は50点がおらず、50点よりちょい下、あるいは50点よりちょい上という感覚であることがうかがえる。

例えば、60点として、私は彼ら、彼女らに伝える。

「あなたの自己PRを私は決して60 点とは評価していないですよ(本心で)。でも、もしも面接官があなたの自己PRを60点と評価したならば、それは仕方のない現実。それは面接官の評価だから。面接官の印象がそうだったということ。ただ、ここでの最大の問題点は、あなたが、あなた自身の自己PRを自ら60点と評価したことなんですよ」と。

ここで学生達は皆「ハッ!」と我に返る。

 

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