【前回の記事を読む】生徒を下校させた後、すぐにラブホテルへ…まだ2回目の彼に、早く触れて欲しい。2人で歯磨きした後、優しくキスされて…
『女風のプロになる』【セラピストK】
どんなことでも経験値は財産になる。はじめは手探りだったお客様とのやりとりもだんだんと慣れてきて、定期的に指名を入れてくださるお客様も増えてきた。
新規でご予約をくれるお客様もだんだんと増えてきた。
〝はじめまして〟のときは今でも緊張をする。ただ、この緊張感はいつまでも大切にしていないといけないと僕は思っている。
リピートしてくださるお客様とは、お話をする中で、だんだんとその方のバックグラウンドが見えてくる。女風とはいえ、人と人。会う回数が増えれば、仲も親密になる。そして、話の内容も濃くなれば、お客様が求める施術の内容も濃くなる。
お客様から日常生活の悩みの話を聞くこともある。そのときは、セラピストとして適当に返答をするのではなく、本気でお客様の話に耳を傾け、僕の中にある最適解をお客様に話すように心がけている。
ただ話を聞いてほしいだけのお客様もいる。そして、悩みに対して何かのヒントを求めているお客様もいる。
施術に関しては、回数を重ねるごとに、お客様の求めるサービスを提供しやすくなる。ただ、いつも同じではいけない。こちらから、新しい提案をすることもある。
普段のセックスとは違い、羞恥心を煽るような体勢での施術や、ベッドの上でだけではなく、あえて、鏡の前に女性を立たせて、そこに映る自分の姿を見せることで興奮を高めていくようなこともする。
女性の体は本当に不思議で、オーガズムに達するとそこからさらに感度が増す。何度も何度もオーガズムを感じることができる。時にはオーガズムを感じすぎて、泣いてしまうお客様もいる。そんなときは優しくハグをして体を休めてもらう。
泣かせたいわけではないが、そこまで気持ちよくなってもらえたお客様を見ることができるのは、セラピスト冥利に尽きる。
僕が一番好きなことは、施術を終えた後、裸のままベッドで密着をしながらするピロートーク。なんてことのない会話をしたり、施術の感想を話したりする密着の時間は心地よく幸せな時間。
ご利用時間に合わせた時間配分もだんだんとわかるようになっていた。
「そろそろシャワーしようか」
「え? もうそんな時間? 早すぎる」
なんて会話をしながら、僕の唾液と愛液を流すために浴室へエスコートする。
そして、解散。
解散のときに、いつも思うことがある。
今日の僕はどれくらいお客様を幸せにできたのかな?
また会ってもらえるのかな?
ただ気に入ってもらうだけではなく、そこには、お客様にとって、貴重なお金と時間をかけてもらう価値がなければいけない。
〝今日の僕はそれだけの仕事ができたのか〟
それを振り返る時間になる。