点滴と注射が終わったところで、私は一つの決意を先生に伝える。二次病院を受診するつもりなので紹介して下さいと。
先生は川口と所沢の病院を紹介できますと告げたので、自宅のさいたま市から近い川口を選択する。この抗生剤が効けば良いのだが、備えは必要だ。それに単純な膀胱炎にしては食欲の落ち方がひどすぎる。それなら二次病院でCTを含む精密検査をしてもらうのが一番だと思った。
この日の体重は4.54kg。二月上旬は4.7kgだったから二週間で0.16kg落ちている。猫の十倍の体重のある人間に換算すると1.6kg落ちているくらいのダメージだろう。
ショックではあったが、あれほど食べなかった割には、よく踏み止まってくれたという思いの方が強い。抗生剤も打ったし、二次病院の手配もしてもらえる。二段構えで準備しておけば問題ない。原因さえわかれば、対策ができる。動くのは早ければ早い方が良い。そう思った。
この日はミキサーで砕いたウェット食と療法食ちゅーる、それに以前食べていた普通のカリカリご飯と合わせて150キロカロリー摂取。水分は、飲水80mlに点滴120mlの合計200ml。
二月二十日(木)
この日も仕事が午後からなので、午前中に受診する。フリーランスで年の半分しか仕事をしない生活で本当に良かったと思う。体重が4.54kgと下げ止まっていた。
勿論、その日の尿や便の量の多寡もあるので一日だけで判断するのは早いが、死が遠のいたように思えて嬉しい。この日も点滴を受ける。点滴代は再診料と合わせても三千円余り。保険に入っていて三割負担なので支払うのは九百円程だ。
以前から思っていたが、この病院の料金設定は良心的かもしれない。あまり余計な検査や診察を行って追加料金を請求する事が無いのだ。だが、九百円でも毎日となれば痛い出費だ。治るまでの辛抱だが、何年も続くとしたら月三万円がこれからもずっとかかることになる。
猫さんのためなら出費にはまだ耐えられるが、毎日来られるのだろうか? 一日仕事の日で私が連れて来られない場合は妻に頼めるだろうか? 先を考えると不安になる。早く治って欲しい。
この日は120キロカロリー摂取で、水分は飲水20mlに点滴120mlの合計140ml。
次回更新は4月12日(日)、11時の予定です。
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