【前回の記事を読む】パーソナルジムの広まりは、単純にフィットネス文化が普及しただけではない。コスト以上の見返り、つまり脳内麻薬が大量に出ることで…

終わりに

誰でも、大学デビュー、高校デビューなど環境を変えることで、才能が花開いたり、前向きに取り組めるようになる可能性も大いにある。あなたにもあっただろう。

だけどやっぱり、最初から持っている人は、その積み重ねが現在に繋がっている。そして、その積み重ねが不十分だった人、そこに私は含まれる。大人になってから挽回するのは非常に難しいと感じてきた。私は、いわゆる陰キャだからだ。筋肉を得た今でも、本質は変わらない。

よって、陰キャであるあなたも筋肉を得ることはできると断言できるし、筋肉を得ても陰キャなことには変わりはないとも断言できる。しかし、筋肉は、自分を変えるための強いパワーを与えてくれた。

今からプロのピアニストになれないのと同じく、恐らくあなたや私は大企業の正社員やその他の、親や世間が認める憧れの椅子に座るのは不可能だろう(そもそも、その椅子すら現在では不確かなものになりつつある。安心できる安定した椅子など、わずかしか残っていない)。

筋トレも同じ面がある。学生時代から、いやもっと言えば、子供のころからの運動習慣や食習慣、さらに突き詰めれば、どんな両親から生まれるかで、どんな身体になるかが決まる。獲得できる筋肥大や最終的な造形(フィジーク)には、大きな個人差がある。

その中で「いかに楽しめるか」だ。自分の肉体という作品を削り出すかなのだ。

どんな素質を持った人であっても、真摯に取り組み、生み出した肉体(作品)には、必ず心打たれる人はいる。これは断言できる。

楽しければよい
結局のところ人生は自己満足だ。
筋トレも、楽しんで取り組んで欲しい。