写真を拡大 図2:ICF の全体図 健康状態(Health Condition) 障害または変調(Disorder or Disease)
写真を拡大 図3:ICF の構成
図3を見ますと、個人の躰の構造・機能の障害・変調度をd1〜d9までに分類し、その詳細を1,500(後述)に分類しています。その背景因子は、環境因子と個人因子で構成されていますが、個人因子は「性別・人種・ライフスタイル・習慣等は個人の特性である」として詳細分類はしていません。
しかし、個人の全体あるいは一部にさまざまな関与が考えられるため、ICFの構成要素間の相互作用には組まれています。
環境因子は、個人の健康状態とその生活をめぐる変動的な自然や社会的環境をe1からe5の5因子に分類しています。5因子は、個人との関係に基づいて、例えば道路の段差は、視覚に障害を持つ人には有効(促進因子)ですが、車椅子使用者には障害(阻害因子)となります。
このように、個人の自律の困難や生活機能の自立の障害、活動や社会参加において、人により促進因子(=Facilitator)と阻害因子(=Inhibitor)は異なっています。ICFのなかの「生活機能の自立(Independence)と自律は、図2の[ICFの全体図]のツールで測定します。
(注1) 田村康二著「生体リズム健康法」文藝春秋 2002年
(注2) 正高信男著「ケータイを持ったサル『人間らしさ』の崩壊」中公新書 2003年
(注3) 高田明和著「脳の栄養失調」講談社 2005年
(注4) 堀田力著「『共助』のちから」p80 実務教育出版 2014年
(注5) 谷本真由美著「不寛容社会」 ワニブックスPLUS 新書 2017年