(ロ)プロジェクトチームの提言

改革への問題点を自ら調査整理するために計画したもので、調査は、主任以上を対象に、アンケートとヒアリングで行われ、

・各部門が目先の問題に追われている

・部門間の壁が災いして部門間にまたがる問題が往々にして放置されることが多い

などの指摘をはじめ提言は多岐に及んでいました。そして指摘事項は171項目にまとめられ最後に「皆が問題点を知っている。ただどう実行したらよいか分からないでいる」と付記されていました。

その他、事業部長への直接の提言も含め約300の提言を社員の大半から聴取することが出来ました。中には大変厳しい指摘もありましたが、基本的には建設的な提言がほとんどで、その善意を信じて個々人のエネルギーを改革へ大きく結集していくことを決意したものでした。

私の役割は、社員の力を信じ社員の協力を信じて、その力に方向を示すことだと確信した1件でした。

(ハ)整列して待っていてくれるとは

私が意見聴取のためにスケジュールを立てて各職場を訪ねて現場で直接意見を聞いて回った時のことです。ここでもそれぞれよく協力してくれて多くの貴重な意見をいただきました。

中でも生産技術部を訪ねた時のことは今でも忘れることが出来ません。私を関係者が机を並べて座って待っていてくれたのです。私がすがたを見せるとスーッと立ち上がってあいさつをしてくれました。

皆さんが

〝何とかしたい〟と思っていること

〝意見を聞いてほしい〟と思っていること、更に

〝自分たちも改革の役に立ちたい〟との熱意を持っていること

を実感しました。社員の期待に応えたいとの思いを強くした瞬間でした。

人を信じること、意見を聞くことの重要性を強く感じた瞬間でもありました。

 

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