大企業の多くのレビュー者、つまり経営層は、何気なく悪気なく作れるわけがない計画書を作らせようとするのです。

そして、大企業の多くの担当者が、経営層の命令に従って、作れるわけがない計画書を作ろうとする。なんと滑稽な世界でしょうか。

大企業において物事を進めるには上位者の承認が必要で、上位者の承認を得る=上位者の問いに的確に答え、リスクをつぶしていくことです。

これは大企業が大企業たる根本ルールですが、このルールが「悪魔の証明」を作り出してしまっているのです。

上位者はリスクを明らかにしなくてはいけないし、提案書はそれに丁寧に答えなくてはいけない。きっと、今この瞬間も悪魔の証明に取り組んでいる人が大勢いるでしょう。

そして、この項目で最も重要なことを言えば、大企業にとってクリティカルなこの問題も、大企業固有の問題であるがゆえに、スタートアップをベースに作られた参考書では扱われていないということです。

スタートアップの世界でこんな事象は起こり得ません。だから別世界の参考書なのです。

事業創造は大企業の泣きどころ

大企業の規模とスタートアップの規模を比べれば、大企業こそが象であり、スタートアップは蟻のような存在と言えます。

ただ、大企業の主舞台は大きな既存事業の運営であり、ゼロからの事業創造に適した構造体がどちらかと言えば、断然にスタートアップです。

当然ながら、ゼロからの事業創造に対する経験値も、それを主舞台にしているスタートアップが勝るでしょう。

その領域での生存・残存方法を叩き込まれているので、十分な実務経験があります。もちろん、スタートアップと一言でいってもさまざまなプレーヤーが存在し、その能力を十把一絡げに語ることはできません。

ただゼロからの事業創造に必要な社会に対する幅広い知識、そこから出てくるアイディアや損益のイメージの質、どの一歩目を踏むべきかという判断力など、新規事業立ち上げの能力は突出して高いと言えるでしょう。

 

👉『大企業×事業創造の神髄』連載記事一覧はこちら

【イチオシ記事】妻に2週間も触っていない。太ももを触りたいし、キスをしたい。少しはいいかな、と寝ている彼女のスカートを上げて…

【注目記事】「どこにも行ってないよ」とLINEで嘘をつく妻。「やはり何かある…」頭の中は疑惑でいっぱいになり妻の車にGPSを付けてみると…