【前回の記事を読む】クリエイティブは才能やセンスではなく、段階を踏むことで得られる「方法」である。まず必要なのは…

創造の方法1「調査」
リサーチ~探すクリエイティブ

「調査」の基礎知識

「調査」って何だろう?

「調査」に近しい言葉には「探査」「捜査」「審査」「検査」「考査」と、「査」の字を用いる言葉が多い。

この「査」という漢字の意味こそ「しらべる」であり、よく見て明らかにすることなのだ。

また、「しらべる」ことは「察」の字によっても表される。「観察」「洞察」「推察」「詳察」など。

クリエイティブ全体の基盤を形づくる最初の段階である「調査」を支えるのは、鑑賞ではなく観察なのだ。

日々の暮らしの中で、大きなことも些細なことも、観て聴いて、「調査」して観察すること。言うなれば映画鑑賞ではなく、映画観察と捉えるべきなのである。

クリエイティブにおける「企画」や「設計」は、一足飛びには成り立たない。

あらゆることを差し置いても、まず「調査」リサーチ~探すクリエイティブに全力を尽くすべし。

この段階を大事にすることで、クリエイティブ全体の基盤としての土壌が培われる。「調査」におけるインプットこそが、クリエイティブが芽吹く畑となり、創造の原資になるのだ。

ちなみに「調査」を英語のボキャブラリーで表すと、簡単な作業から細密な作業の順に、

check(チェック)確認・調査/inspect(インスペクト)査察・監査/examine(イグザミン)人・物・事を診断する/investigate(インベスティゲイト)事実や事件を捜査する/research(リサーチ)事実や法則を研究する、という言葉になる。

あらゆる事業、職種、職能にとって、何事かの仕事に取り組む場合、学習や研究に向き合う場合、物事の起源と歴史、前例や実例、傾向に対策など、その度に独創的な「調査」を行い、得た情報を自分にインプットすることからしかクリエイティブは始まらないのだ。