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まず神の構想を理解するために宇宙創造以前の状態を想像してみましょう。神が単独で存在していた頃のことです。神が如何なる存在でどのようにして存在することになったのかは非常に難しい問題ですが、後述する予定です。ここでは、神が全知全能に近い能力を持つ霊だというイメージで話を進めてまいります。

神が自分しか存在しない状況で耐え難い孤独に悩まされていたことは、容易に想像出来ます。神の溢れる愛を与える相手がありません。神以外の存在が必然的に必要になっていったに違いありません。「愛する対象を必要とした」ことから、神は唯一神であることが分かります。もし他の神が存在したなら他の神を愛すればよいのですから。

そこで神は「愛する対象」として宇宙を創造することにしたわけです。が、ここで疑問が生じます。宇宙より、別の神を創造すればよいのではないのか、という点です。そうすれば一足飛びに孤独が解消するように思うのです。しかし神がそうしなかったのは、神といえども他の神を一気に創造するのは出来なかったからに違いありません。

神はまず満ち溢れる愛のエネルギーを吐き出してビッグバンを起こして宇宙を創り、星々を創り、生物を創り、その中でも一番の高等な生物として人間を創りました。さあ、これで愛する対象が出来たので神は目的を達成したのでしょうか。

そうであるならば神はそこで満足し、幼稚な生物の悲喜こもごもの暮らしぶりを愛でながら永遠に存在し続けた筈です。神が人間を創っただけなら、人間には何ら方向づけがされておらず人間の将来は全面的に自由意志に任されていた筈です。

しかし実際には、人間は例外なく家庭や社会の中でもまれ苦しみながら成長、進化し善く生きようと努力を続けているわけで、これは神が人間にある方向性を与えているからだと考えられるのです。即ち高等動物として人間を創っただけでは神は満足せず、その先にさらに大きな構想があったということです。

 

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