【前回の記事を読む】ある日、飼っていた猫が近所の人に連れ去られた。その人は専門業者の所へ持って行き、売ってしまったようで…
第二章
代わりの白猫
その後、連れ去られたミーちゃんの代わりに、前の飼い主の人が再び猫をくれたのだが、その猫も白猫だった。
同じ白猫のミーちゃんとは、全く比べ物にはならない、シロというオスの白猫が、お婆さんの家に来た。一応、たかちゃんに懐いたものの、シロは、少しでも気に入らない事が有ると、家中の障子紙を、飛び込んで破き、しゃあしゃあとしている。
しかし、シロも、たかちゃんにはシツコイぐらいに懐いていた。たかちゃんがお昼寝をすると、シロも横に来て寝るのだが、たかちゃんが、鬱陶しいと押し退ければ、決まって障子紙を破りに走って行く。破いた障子はたかちゃんが修理させられた。
だが、矢張りまた、そんな、シロもまたいなくなり……。
そこに、三毛猫の三代目ミーちゃんがやって来たが、それもまたいなくなるだろうと思っていたが、しかし、今度のミーちゃんは、大人しい三毛猫な上に、どこにも行かずに家にいて、十数年とかなり長生きをした。
怪力少女と恐れられた、たかちゃん。
この話は、公然と胸を張って言えない話だ。それは、たかちゃんの人並み外れた怪力が、ある問題を引き起こした事が有るからだ。ある場所で、八才ぐらいの女の子が、驚くような怪力を発揮した記録が残されている。
大人数人でも動かせない物を動かした、超人少女伝説を残した話だった。