【前回記事を読む】「弟が死んだらどうする!」と怒鳴った父に、幼い息子は「おとうさんがわるい……」と激しく泣いた

Ⅰ 幼児のころ 1987~1990年

満3歳 「さんたさんとゆきまるだ」(ゆきだるま)
"ばか"から"ばかぁ・や・ろぉ"に

2月17日~27日【3歳7か月】

突然、けいた「おとうちゃん、あっちのへやで、おかあちゃんとけんかしてもいいよ」。夫婦喧嘩をいやがっていたのに、どういう心境の変化? どう返事したらいい? 悩ましいこと、この上もない。

いままでは「ばかあっ!」、「ばか」だったが、今朝から“やろ”がついた。少々ぎこちないが「ばかやろお、ばか・や・ろお」と、ふたことさけんだ、親に向けて?

トイレで父とけいたが連れション。けいた「さかなつり?」。なんだって?

午前中、けいたは下着のまま1時間ほど外で遊ぶ。けいたに気をつけながら、声がかかるまで様子見ながらほおっておく。

凍れるらしく家に戻ってきて、母の手袋と自分の手袋を片方ずつはめ、赤と緑の長靴を片方ずつはいて下着のまま、ふたたび外に出て行った。手足は濡れ、凍るように冷たい。

しばらくしてから、玄関に入る時に転んで鼻血を流した。滴り落ちるほどだったがなんとか止まった。しばらくしてから、けいたとおもちゃを買いに行き、アンパンマンヘリコプターと粘土を購入した。

ペンションのりゅうまくん(弟と同学年)が遊びに来た。けいたが母に「ばんごはん、りゅうまくんのぶんも、つくってあげて」。食べる時は「りゅうまくんに、ぼくのこしかけ、かしてあげる」そして自分は座布団に座った。