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八月前半、小学生の子どもたちを対象にした自由参加のサマーキャンプに、さやかは引率者として同行した。参加者の中には、里菜ちゃんの姿もあった。
一日目は海水浴をして、自然とふれ合った。さやかにとっては子どもの頃以来の海水浴で、子どもたちと一緒に楽しみながら、童心に帰ったような気分になっていた。
そんな中、里菜ちゃんが友達と会話しているのを耳にした。
「里菜ちゃん、なんで海に入らないの?」
「海水浴したことないんだ」
「そうなの!?」
「ママが海苦手だから行ったことがないんだ」
確かにプールと海とでは勝手が違う。でも、どうにかして、スランプを脱するきっかけをつくらなければと思っていたさやかは、里菜ちゃんに声をかけた。
「明日の朝、起床時間より一時間くらい早く起きて、この場所に来られる?」
「どうしてですか?」
「今はひみつ」
そして、翌朝、海岸でさやかは、里菜ちゃんが来るのを待っていた。海岸はひっそりとしていた。
「おはようございます」
「おはよう。朝の海って気持ちいいよね」
さやかは、のびをしながら言った。
「時間もあまりないから、ここで本題に入るね。まず、今着ているものを全部脱いで」
「えぇ!?」
次回更新は2月7日(土)、21時の予定です。
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