私はその番組を通して3Sを知り、なぜかワクワクしたものを感じました。そして、もし仮に3Sをすることで会社が変わったのであれば、家庭にも3Sは必要なのではないか、と思い始めました。
すると、これまで当たり前だった家の中のあらゆるところが気になるようになり、自己流で3Sをしまくりました。それが、片づけとお掃除の会社を始めるきっかけとなり、今では仕事となりました。
片づけができない私
私は、料理や掃除、家事全般が得意で食事の管理にうるさい母と、生活習慣に厳しい父のもと真面目で几帳面な姉とおっとり系の兄、そして私という3人兄弟の末っ子として育ちました。
子供の頃の私は、勉強が嫌いで、夏休みの宿題は後半ギリギリになっても終わらず、毎朝遅刻ギリギリに登校する子供でした。
小学1年生のときのこと。登校して席に着いてランドセルを開けると、ものの見事に中身が空っぽで大泣きしたこともありました。
習慣とは恐ろしいもので、そんな幼少期から成人してもほぼ変わることもなく、職場では就業時間ピッタリに滑り込むというのがお決まりで、その都度「明日はゆとりを持って出勤しよう」と誓うのですが、無限ループにはまったかのように毎朝同じことを繰り返すというのが、いわばルーティンになっていました。
決して仕事が嫌いで出勤することが嫌だったわけではありません。むしろ仕事はライフワークの一部で生きがいでもありました。
ブライダルコーディネーターとして働いていたときのことです。私は「片づけをしていない」ことが原因で大きな失敗をしたことがありました。ブライダルコーディネーターの主な業務は、新郎新婦に代わり、いろいろなモノやコトを手配し、滞りなく無事に挙式を迎えていただくことです。
相変わらず、ギリギリに出勤して整わないまま仕事を始め、多数の案件を抱え込み、残業して疲れて帰る毎日で、月に6日の休みには、午前中いっぱい寝て昼前に起き、午後ふとしたときに「あっ! あの件連絡したっけ? そういえばあれ発注したっけ?」と気になり、車で片道45分の職場へ行き、その仕事を終わらせると、あっという間に夕方になり休みが終わる、を繰り返していました。今思えばあの頃の私にとってはそれが片づけだったのだと思います。
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