おまえには、遥か古より魂の共鳴を持つ一人の光の子がいる。その者と会うのだ。その者はかつては古代の王国の王であり、おまえはその妻であった。おまえ達は何度も転生を繰り返し、現世へと降り立った。しかし、おまえ達の光の力を嗅ぎ付けて悪魔がおまえたちの接近を阻もうとするだろう。
良いか聖なる女よ。崇高な光の意志を持て。心に隙あれば闇はおまえとの接触を図るだろう。良いな。判断を誤るな。極東へ走り光の子と会うのだ。この星の人間は自然との共生を忘れ、海を汚し大地を削り、この星の地軸が狂い始めていることに気が付かぬ。大きな悪意が神々の領域まで侵食し、光の力を貶めようと目論む。
聖なる女よ、崇高な光の意志を高め光の仲間とともにこの星の未来を変えるのだ。良いか、おまえと魂の共鳴をなすもの、極東の光の子とともに迫りくる闇を払え。闇の手はおまえと光の子の接触を拒もうとするだろう。現にその動きがみられ気が付かぬうちに魔の手がおまえと光の子の周囲に闇を巡らせてきている。
良いな聖なる女よ。闇はおまえの光を蝕むために隙をついて来るだろう。欲あらば、その僅かの隙間に闇は入り込んでくるだろう。決して弱き心を掴まれてはならぬ。幾多の転生を繰り返し、大きな力でこの世に君臨した極東の光の子、名を峠原英良それに聖なる女。おまえ達の手にこの星の未来があることを忘れるな。
極東の光の子はまだ開眼には至っていない。光を使いきれていない。おまえにもそう言える。言わば、星の一辺をそれぞれ持っている。おまえ達が会うことで六芒星の家紋が出来上がる。
良いな聖なる女よ、自らの宿命を捉えるのだ。六芒星の一辺を成す者よ。崇高なる意志を持ち続けろ。未来を拓け」