これまでのあらすじ
英良(ひでよし)はタクシーの運転手として平凡な毎日を過ごしていた。しかしある日、鏑木(てきぎ)という闇を操る女から毘沙門天と広目天の二仏が刺客として送られてくる。
英良は授かった光の力でこの二仏を闇から解放し、二仏は僕(しもべ)として英良に従えることになる。二仏は英良に纏いつく闇を掃討するために地獄を巡るが、地獄界で様々な光と闇に邂逅し主(あるじ)の英良が闇につけ狙われる存在であることに気が付く。
その後、英良は亡母が入院していた病院で運命の幼子であるかけると出会うことになる。複雑に絡み合った運命の糸のように英良の周りに神の使いなどが現れ英良に諫言を行う。その中で一人の老人から、英良には言葉で人を救う力があることを知らされる。その力で幼子(かける)を救うよう神の使いから力の開眼を促されるが時間ばかりが過ぎていくのであった。
主な登場人物
峠原(とうげはら)英良(ひでよし)(主人公)……タクシー運転手。光神エリーナ・モーセから四皇神官の称号を与えられる。
霧生(きりゅう)美咲(みさき)(主人公)……プロのバーレスクダンサー。五人の聖女の一人。転生を繰り返し英良の魂を追う。