在宅介護をすることのデメリット

2014年5月11日に、NHKスペシャルで、認知症の行方不明者が年間1万人に及ぶという特集を放送していました。

あと何十年後には、独居老人が数百万人を超えるというので、その数はどんどんと増えていくのではないでしょうか。

最近は、最期を自宅で迎えたいという高齢者が多いと聞きます。いつまでと期限が決まっている介護なら、いくらでもできるでしょう。

しかし、介護生活が長くなれば長くなるほど、家族は疲弊していきます。ましてや認知症が重くなり、徘徊を始めたら、24時間親を見張っているのは、まず不可能だと思います。

認知症の高齢者が起こした事故を家族のせいにされても、責任を負えるものではないでしょう。

番組内で、警察や自治体だけでなく、タクシー会社や郵便局、コンビニなどの生活関連団体などが協力して、行方不明者を保護するSOSネットワークという試みを紹介していました。

私の住む川崎市にないのかと検索してみると、あるにはあったのですが、それが機能しているとは聞いていません。

まだまだ、在宅介護に対する環境は整っていないのではないかと思っています。

もしも家の中で息絶えていたら、家族が警察に取り調べられることがあることを知っていますか?

私は救急隊員の方に、母の具合が悪いのに早く救急車を呼ばないと、保護責任者遺棄罪で逮捕されますよと言われました。これはあんまりだと思います。

付き添う家族に通院歴を聞く際も、何月何日にどこの病院に入院したかが書いてあるものを用意しておくようにと、強い口調で言われます。両親ともに具合が悪くて、毎日必死で生活している家族に、それだけの気持ちの余裕が果たしてあるでしょうか。