【前回記事を読む】3月25日の早生まれ。小学生の頃は靴もまともに履けなかった。全校集会の日、みんなの前で先生に「履き方を見ろ」と連れ回され…

1 子どもは「生きる」プロ 〜小児科医になって子どもから学んだ生きる基本〜

問い3 素人感覚
「子どもから大人の成長過程についてお尋ねします。子どもたちは何にでも素人でいいと思うんですが、そのままではプロになれないですよね。大人はその素人感覚をいつ頃脱却したら良いのでしょうか?」

医療の業界以外の人に会うことについても、それは開業すると社会的に増えてくるのが当然なのだったが、今思うと最初に会った人は誰でもプロなんだ、誰でも。リスペクトして会った方が良い。彼らは何でも知っている。

また闇を抱えていない業界はないのが現実だ。医師が猥褻事件や殺人事件を起こしたり、僧侶が尼僧を性の奴隷化にしたり、本当に全く嫌になってしまうが、そんなことには深く考えたりしないことが大切だ。

心の闇は実際はそんなに深くない気がしている。医師というのは、学校成績が上位の人が受験して合格して医学部に入って、その後の人生の成績も良いような気がしていたのだけど、ある人はどうしても問題を起こす。

学業成績という意味での理系人財のトップが、将来に問題を起こすなんてよくわからなかった。でも考えてみれば当たり前で、その業界での仕事ぶりもやはりその人それぞれなんだ。

ずっと、素人の考え方をしてそれに沿って行動すると多くの場合、小さな失敗の連続だろう。ただそれを続けるしかない。運がよければ周りの人は、ある時期からあなたをプロとして認めるだろう。

でも自分自身の思いはどうなのか、というと「ああ俺はプロになった」等とそんな意識を持たない方が良いのだ、いつまでも素人のままでいたほうが良いよ。