12.対人関係の苦手な高校生。両親は「この子はシャイだから」と三度の食事を個室に運び、午後8時から11時まで、各教科の家庭教師を雇い受験準備。私立高校生は朝起きられず、登校しても生あくび・居眠り・遅刻・欠席で5大学の受験に失敗。「俺のやりたい事をやらせろ」と叫び、自室に閉じこもって昼夜逆転のゲーム機器遊び。
13.「うつ病」と診断された大学院生は、仕送りの15万円でたばこ・酒代を優先させ、買い食い勝手食いの昼夜逆転生活。3カ所の精神科病院と心療内科クリニックを受診し、多量の内服薬は押入れ内に分類して並べて薬剤をインターネットで販売して小遣い稼ぎ。その後、急死(後日、妹さんの連絡)。
14.地下鉄の座席。化粧しながらパンを食べる若い女性。見かねた高齢者が注意すると「公共の場よ。何が悪いの?」と反撃。押し黙る周囲の人たち。
15.共働きの両親は、知的障害の子に夜間は大人用オムツを使用し、登校前にオムツを外して特別支援学校に自家用車で送迎。ハビリテーションができないまま卒業直前になって困惑する親と教師たち。
第2次世界大戦後の日本は、胎児・乳幼児期から自由放任、過干渉、長時間保育、義務教育、学習塾や高等教育に任せて、家庭内では、家族一人ひとりが携帯電話を持ち、子は個室で孤食し、家族ばらばら。家族一人ひとりが好きな時に好きなものを食べて生活する習慣が常態化しています。
「親」は、「立つ木を見守る」と書き、子の成長発達(=生活機能の自立と自律)を見守ります。日本の労働体制は、98%が雇用労働か自営業のため、10歳頃から何が好きで何を習得して就労するのか?の話し合いと見守る姿勢を果たさなければなりません。
子が生活機能の自立と自律を習得し、社会性を身につける事を、親が「好きな事をやりなさい」の連発で月日が経過すると、子は家族における団欒や家事・家政・自炊の経験が乏しいまま加齢します。
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