【前回記事を読む】夢の英国生活。1848年創立の小学校では、日本とは全く異なるユニークな授業が行われていて…
第1章 英国生活の始まり
3. 英国生活の拠点はまさかの“村”
家族も到着、新生活の本格スタート
ミルトン・マルソー村に入って、ミルトン・コートの我が家に着くと皆から歓声があがりました。思っていたよりも気に入ってくれた様子で何よりでした。
玄関から家の中に入るや否や、子どもたちは2階へ駆けあがり自分の部屋を勝手に決めてすぐに下りてきて庭へ飛び出ました。
裏庭にはバレーボールコート半分ほどの広さの芝生があり、板塀の向こう側が小学校だと知って大喜びでした。
日本から船便と航空便で送ってあった引っ越し荷物を入れた段ボール箱が30箱近く開梱(かいこん)せずに部屋のあちこちに積み上げられているので、まずはこの整理から家族総出で取り組みました。
一日ではとても片付けられるはずもなく、1週間ほどかけてようやくめどがついた状態でした。
子どもたちは、ミルトン・パロウキアル・プライマリー・スクールに通う一方、毎週土曜日にロンドンのアクトン(Acton)にある日本人補習校に通うことにしました。
日本の教科書教材を使って、主要科目それぞれ1週間分の内容を1日のペースで集中して学ぶことができます。
この学校への通学を希望する子女が多いため、日産NETCは毎週土曜日に大型バスを用意してミルトン・キーンズとアクトンの間を往復できる便宜を提供していました。
毎回交代する当番の父兄がバスに乗り込み、事前に報告されていた往路と復路の乗車予定者と人数を点呼確認して安全に送迎する役割を担っていました。