会社にはその実践を通じて人を教育する機会が至る所にあります。実践を通じてこそ人は大きく成長します。従って前述の社長の"リーダー教育"の要請も"作業のやり直しをゼロにする"活動を通じて十分達成出来ると思っていました。

しかし、社長には"リーダーには社会人として、又会社員として高い意識を持ってほしい"との強い思いがありましたので要請を一旦受けることにしました。

そしてその第一回のテーマを次のように提案しました。社長の求めるレベルと社員の意識のレベルにどれほどのギャップがあるのかを知ることが直接の目的でした。

"人生の生き甲斐、仕事のやり甲斐"について討議する

しかし社長は研修を待たずに即座にそのテーマで作文を書かせました。その作文の中から現場女性リーダーの作文(原文のまま)を紹介します。

 

私の仕事においてのやりがい―女子社員の手記―

私は仕事においてのやりがいは、達成感を得ることです。品質や段取りなど他の人のやり方を試しながら経験値を上げ、自分の作った理想に近づけていき、うまくいった際に達成感を得ています。

また、仕上げた製品がお客様以外も含めて、多くの人の目に留まり印象に残るような完成度で出していきたいので、自分以外の人の評価やお客様の声を聞き他の物件にも反映したり、現地に行き仕上がった製品を客観的に見て反省点や良かった点を見つけ、少しでも腕を上げ品質を下げないようにしていくことでも得ています。

私は入社当時に想像していた職人像と自分がいかに遠くかけ離れていたかを、上司や先輩方を通して仕事の中で気づきました。今でもそれは変わらず理想として目標とやりがいにもなりました。

いつかその理想を現実にして、いろいろな人のキッカケになれるよう人間的も含め成長していき、一人前になって次のやりがいを見つけたいと思います。