【前回の記事を読む】月収そんなに低いの!? 教師の世界に根付く身分差別…悔しさ、悲劇、裏切り…教育現場の闇を赤裸々に綴る!

Ⅰ 非常勤講師・臨時講師について

2 臨時講師制度

臨時講師(臨採)は非常勤講師とは異なり、任期が4月1日から9月30日までと10月1日から3月28日までの半年ごととなっており、通常は1年間の勤務が多い。この制度は欠員臨採の場合であり、産休・育休職員の代わりに就く場合は、その職員が取っている休暇の期間だけ勤務できる。

だから本採職員が現場復帰したら、そこで臨採の職員は終わりとなる。しかもその後の保障はない。

平成11年度では英語科・数学科の方で習熟度別少人数クラスに分けることが増え、その補充として講師を置くこともある。これも欠員臨採となる。ここで誤解しないで欲しいが、何も欠員臨採が英語と数学だけという意味ではない。もちろん他の教科もあるが、英・数よりは募集が少ないと聞かされただけのことである(高校の場合)。

待遇面では給料、ボーナス、年休、特別休暇、それぞれの手当等、正教員とほぼ変わらない。その代わり、勤務内容も授業だけではなく正教員と同じ仕事をしなければならない。これを考えると、非常勤講師よりは何とか生活していけるが、せっかく慣れてきたのに1年で終わってしまうという淋しい面もある(「1年で終わってしまう」と似たような表現が何度も出てくるが、ご了承願いたい)。

〈一部1998年版 熊本県教職員組合発行臨採・非常勤ハンドブック参照〉

3 3つのモード

非常勤や臨採で勤務している先生方は正教員よりも熱心であると言われているが、いくら熱心に勤務しても正直な話、運の良い人と悪い人に分けられてしまうのが現状となっている。これを詳しく述べるために、大きく次の3つのモードに分けてみた。

(1)天国モード

非常勤・臨時講師を務める上で、学校によってはそんなに重い任務を与えない所もある。このような人たちは、採用試験の勉強が充分にできる時間があり、一般・教職教養、専門教養筆記の一次試験はパスできるであろう。

そこで、校長に気に入られたら二次試験の面接は勿論のこと校長と教育委員会との繋がりで翌年には見事新任教員として採用されることとなる。これでもう職を失う心配もなくなるというものだ。こういった傾向は、天国モードと名付けることにしよう。

また、これには表には出てなく噂ではあるが、親が教師である人の方が確率が高いということも一理あろう(2000年度)。