(2)チャンスモード

年内に採用試験が不合格だったとしても、校長の話一つで各学校から紹介され、翌年3月終わり頃に、本人に臨採の連絡が入り、引き続き同じ学校や別の学校で勤務できるというケースがある。そこでまた働きながら採用のチャンスをつかんできた人もよく見てきた。

だが、このチャンスモードに関しては限りがあり、早く採用試験にパスしないと次に述べる地獄モードにさしかかる可能性もあるので気をつけなければならない。私の場合、中学校の臨採では、任用の枠がないということで2年しか続けることができなかった。

(3)地獄モード

何故だかよく分からないが、非常勤や臨採で一所懸命勤務しても、採用試験の勉強をする余裕もないくらい忙しい学校も沢山ある。おまけに管理職からは全然認められず、もっと酷いときには理由も分からず校長等から目の敵にされることもある。そんな中、採用試験に合格できなければ、年内でポイ捨てされて職を失い、地獄をさまよい歩くことになる。

これはもう地獄モードと名付けて良いだろう。ただ、臨採が終わった後、親から食べさせてもらって採用試験の勉強ができる余裕のある人は例外と言えよう。私の場合、高校の臨採ではこのモードそのものであった。

4 県費と町費

公立学校の教師は地方公務員であり、大抵の職員たちは県から雇われている。だから給与の他、待遇面については県の負担となり、県費の職員と言われている。

非常勤や臨採も県費が理想的であるが、場合によっては市町村から雇われている市費・町費というものもある。この制度は県費とはかなりの差があり、とにかく給与だけでボーナスもなければ交通費もない。しかも仕事の量は県費と変わらないという不公平なことがある。

それでも1年間一所懸命やり遂げた20代の若い職員が、中学校に臨採で勤務した時にいて、凄く感心したことがあった。このことから市費や町費は県費の非常勤講師より待遇面が厳しいということが分かる。

 

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