僕はハッとした!
久しぶりの香子の弾んだ声。
目をキラキラさせて、僕に説明をしている。
僕は何を愚痴っていたんだろう!
何に嫉妬していたんだろう!
香子は僕の宝物の圭の物を編んでいたんだ!
バカだ僕は! 圭の為に頑張って編み物をしていたのに。
顔が赤くなるのを感じた。恥ずかしい! 香子を抱きしめた。
ああ~、ごめんよー。ああ~、香子! 僕は幼稚だ。
すごく背中が硬い。張っている。肩はガチガチだ。辛いだろうな……。
「香子、横になって」
「えっ! 何」
「肩をほぐしてあげるよ」
香子は横になって、クッションを胸に入れて、期待している。
頭、首、肩、背中、腰……凝っている。
ついでに太ももをほぐす。僕が、ああ~気持ちいい。
時間をかけてゆっくり、ゆっくりほぐしていった。
背中も柔らかくて、触るだけで気持ちいい。久しぶり~。
香子、「あぁ~ そこ!」
エロい声を出している。
三十分もすると寝息を立てる。可愛いな。
結婚して以来はじめて、二週間も触っていない。
香子の太ももを触りたい、キスしたい!
気持ちよさそうに寝ている。我慢だ!
お尻がムズムズする~。少しはいいかな……とスカートを上げてキスをした!
今日の夜は頑張るぞう! 香子、覚悟だ!
急ぎ夕飯を食べて、手を引いてお風呂へ。
優しく、しつこく、洗って上げた。嬉しい。
そして、久しぶりに香子を抱いた。
柔らかくていい匂い。香子の中は相変わらず気持ちいいな~。
いい声だ。あれ、二回抱ける感じがした。僕は若いかも!