反抗期の家族に対して思うこと
反抗期は、現在、小学生から高校生まで幅が増加しています。これまで、両親の言うことが正しいと思っていた子供たちに、自分自身の考えが芽生えて大人に変わっていく葛藤が現れてくるのです。
例えば、母親が「帰って来るのが遅いわよ。何時だと思っているの?」はNGです。それよりも「最近は物騒だから早く帰れるといいわね」と言い方を変えて、頭ごなしに怒らないほうが良いです。
他にも「何で、そんな恰好しているの?」「この前、連れてきた子、マナー悪いから、もっと違う子と付き合いなさい」と、これもNGですね。私も多感な時期は親のこういった一言で、随分、反抗しましたのでわかるのですが……先に否定することから入らないことです。怒るラインの高さを少し高めに設定してみては、どうでしょうか?
もう大人としての意識が芽生え始めているので、近くで見守る形が良いと思います。親が考えている道以外でも成功の道はあると考え、子供に対して出来るだけサポートするような考えが望ましいと思っています。
元プロ野球選手の桑田真澄さんも、息子さんに小学生の頃、音楽と野球を習わせていたそうです。中学生になる頃、息子さんに「どちらに進みたいか?」と尋ねたところ、息子さんは、迷わず「音楽を目指したい」と言ったそうです。
桑田さんは、てっきり野球と言うだろうと思っていたので、ガッカリしたそうです。しかし子供の意思を理解し応援したそうです。息子さんも今は、すっかり素晴らしい音楽家になられていますよね。こういうエピソードもありますので参考になればと思います。
そして子供は、親に必要以上に世話をやかれるのも嫌がりますが、関心を持たれないのも子供の心は親から離れていきます。いつでも遠くから子供を見守っているということを、子供に感じさせるのが、とても大切だと思います。