◆息子の診断
自治体で行われる1歳半健診の時期がやってきました。1歳半健診では、車の絵を見せながら『ブーブー(車)どーれだ?』などと、子どもたちが指差しができるかどうか、こちらの問いかけに反応するかどうかを確認します。
息子が検診を受けているのを見て、私の方から保健師に伝えました。
「指差しがないこと、発語がないこと、足の力に違和感があること、この子の姉も発達障害があって既に病院にかかっていること。ここで様子を見られるよりは、病院に連れていきたい」と。
私の発言に対して、保健師の方々が集まって相談をし、代表の方が『お母さんが、そう望まれるなら、そうされてもいいですよ』と、穏やかに報告されました。ほどなくして、診察を受け、息子も娘と同じ病院と療育に通うようになります。診断をはっきりと受けたわけではなかったのですが、2歳頃には自閉症スペクトラムと診察の紙に記載がありました。
◆障害を抱えた我が子とともに
私の子どもたちが2人とも障害があるとなると、身近な人ほど(血縁者)原因を探そうとしたり治そうとしたりします。
『つわりがひどいときに点滴したのが良くなかったんじゃないか』
『子どものときに、転ばせたのが良くなかったんじゃないか』
『母親の食べ物が良くなかったんじゃないか』
推定の時点から要因は私ばかりにあるように感じていて、またしても自分自身を責めていました。それに、誰かに責められなくても、私は十分なほどに『私のお腹からは、きっと障害のある子どもしか出てこない』と口にせずとも責めていたんです。建前の笑顔で日々をやり過ごしていました。
原因が分かっても、この子たちは先天性の障害を持っていることは変わらない。また、治すべきはこの子たち自身ではないようにも感じていました。
母親というのは不思議なもので、出産をする前は『我が子が障害を抱えていませんように』と願うものの、仮に子どもが何らかの問題を抱えて生まれてきたとしても愛してしまうものです。それもあってか、近くで起こっている周囲の騒動が、とても遠い場所の音に聞こえました。
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