あの人素敵ね!!
と振り向かれたらどうだろうか。
何かが変わる。と思うんだけど――。
男だってやってみると別の世界が生まれるのではないだろうか。
そんな悪いことをする勇気があったら簡単にできる。それには、どれだけ目立って素晴らしい自分を見せるかだ。
まず、勇気を出せる自分に気がつくと思う。いや、これは自分にも何かやれそうだと気がつくかもしれない。
人を殺す勇気を、別なものに変えてみただけ。
人が何て言おうと関係ない。
自分は自分なのだから。
どうだろうか!?
何かが、変わると思うよ。
もちろん、どうしようもない悪人罪人も、世の中にはいる。
中には、いい人なのにとんでもない悪い行動に出てしまった悲しい人もいる。悲しいかな!!
同じ罪人にしかならない。
確か昔、大阪の小学校で殺傷事件があった。あのとき、私は思った。
この小学校は名門で育ちの良いお家の子が行く学校だ。やはり加害者は貧困のために卑屈になり、不公平を許せなかったのではないだろうか。違っていたら申し訳ないが――。
同じような話で、東京大学の入学式か卒業式で、女性の偉い方が言われた「あなたたちは自分の環境に感謝しなければいけません」という言葉を忘れることができない。
そして、きれいで素直な子に育つのも環境。しかしながら、自力で、立派に東大に入る人のことも忘れてはならない。
偉そうなことを書いたが、私自身19歳の頃、「あなたには繊細の良さがある」などと言われたことがあったが、全く嬉しくなく、なお卑屈になるだけだった。学歴もなく、何ひとつ自信などなかった。やっと生きていたのだった。