【前回の記事を読む】「理想の女性がいない」と嘆く男。女性陣から返ってきたのは“ボロクソ評価”だった

Ⅰ 迷わずに「世界平和」よりも「セックス」を選ぶ人達

高い理想を捨てられずに

モデル “コミュ障”が疑わしい人 三八歳

最後は "生活力"だ

「料理上手で 掃除や洗濯をこまめにやる 部屋はいつでも 整理整頓されている 無駄遣いせずにせっせと貯金をし 家計の管理に長(た)けているおまけに学歴も高いのなら なお良し 有名人では すぐに思い浮かばないけど

例えば 家では 朝から晩まで 上下スウェットを着て 髪も軽く束ねているだけで 黒縁眼鏡をかけて スマホをいじりながら ゴロゴロしているような"生活感丸出し"なのはごめんだね」

なんだってさ

彼には忠告してやった

「そんな人は 二次元の中か 君のおめでたい頭の中にしか存在しない 目の前で生きている生身の人間を ちゃんと理解しようとしたことはあるのかい」と

「そもそも 長所も短所もひっくるめた人間を 丸ごと愛したことなんてないくせにそんなことを欲している自分が恥ずかしくならないのか」と

でも 彼はまだ理想を捨てられずにいる

不相応だと認めたくない妄想の中で作り上げた 世界の姿が本物だと信じ込んでいるようだ

以上の三つは あくまで基本的なカテゴリーに過ぎず 細かく挙げればまだまだある

「仕事ができて職場での評判が良い 笑顔が素敵で誰からも好かれている 学生時代は生徒会役員か学級委員長 若(も)しくはそれに準ずる中心的な役割を担(にな)っていた裕福な家庭で育ったお嬢様で 彼のよき理解者である……(以下省略)」

なんだってさ

先日 同僚を介して 知人を紹介してあげた