【前回記事を読む】社員旅行の“1号車”で始まった、会長との忘れられない日々――孫のように可愛がってくれた“第二の黄門様”

第一章 私の社会人経験

マツモトキヨシ経営理念からの学び

マ:真心をもって人に当たる(誠実)

上司部下、仲間、友人、家族、お客様など自分にとって大切にしたい人には、誠実に噓なく真摯に向き合えば、必ず倍返しで恩が返ってくるものです。

ツ:尽きない研究と創意工夫(前進)

いくつになっても、情熱を傾け、自責で、創造力豊かに諦めず、前に進んで行けば必ずゴールに到着します。

モ:儲けて還元する(共存共栄)

人に言葉で伝えることで信頼信用を勝ち取り、信者(ファン)になってもらって、利益がでたらお互いハッピーハッピーになるように再投資する。

ト:統一のとれたチームワーク(協調)

仕事は一人では決してできません。自分と異なる立場、違う考え方を持つ仲間と協力して、同じ目標に向かって調子を合わせて進めていく。

キ:規律の中に生きる真の自由(責任)

組織の中では、守るべき基準があります。規律を厳守しながらも自己責任で自由を謳歌して人生を楽しむ。同じ環境でも幸せかどうかは自分の心が決めます。

ヨ:より良い品をより安く(奉仕)

品格があって、素敵な人は、謙虚でお高く留まることはない。奉仕の精神で人から感謝される。

シ:失敗を恐れず初志を貫く(根性)

行動をすると、成功体験か失敗が訪れる。失敗を恐れて行動をしないのは愚かである。なぜならば、失敗ではなく教訓ととらえ、根性を入れて覚悟を決めて行動すれば、必ず成功体験か教訓が得られます。教訓の質と量で人間力が決まるから同じ失敗をしなければ大いに失敗をすべき。

この経営理念は大きな声(発声練習)で事あるごとに唱えていました。私も退社して15年以上経ちますが、いまだに唱和できるほど心に染み込んでおります。