【前回記事を読む】FXのレバレッジは本当にギャンブルか? 国内外の倍率差から読み解く、ギャンブルとの決定的な違いと資産運用としての可能性
1章 FXはギャンブルなのかどうか、あらためて
レバレッジ
先のように極端ではないにせよ、FXで常に儲けを出している人は、レバレッジをうまく利用して自身の手法パターンを編み出しています。レバレッジなんて、そんなの、自分でちゃんとコントロールすればいいだけの話だろ、ということ。
そんな人たちは、本当に、イチかバチかの勝負に出るようなギャンブルはせず、ただ、儲ける手段としてだけFXと関わっています。
それなのに。そういった人たちの存在を検証することなく、FXはギャンブル、と決めつけることは、逆に自称トレーダーを名乗り、ロクでもない手法を、イッパシに本にして売り叩くゴロツキと変わりはない、と、ワタクシは思います。
では、なぜ、そんなワタクシ、現在、FXをスッパリやめたのか? 1000万円溶かした今になって、やっと決断したのだけれど 、自分にとってのFXは、やっぱりギャンブルだったからです(笑)。
FXをギャンブル化する「人種」と、しない「人種」
はいはい、もちろん、もうちょっと説明しますよ。正確に言えば、ワタクシはFXをどうしてもギャンブル化してしまう、ということです。そう、自分自身の問題。
トランプVS.ヒラリーの大統領選では、確かに短時間で、そこそこの利益を叩き出しました。しかもそれは、確実な動きをすると思われる、素直なチャートの波を逃さず、乗っかったものでした。
しかし、そんな結果を残したにもかかわらず、以後、月をまたいでの年トータルのトレード成績を見た時、せっかく積み上げた50万円は、すでに跡形もなく消えていました。結局、当時の自分にとってのFXは、そのほとんどが、根拠のない、いわばギャンブルトレードだったということです。