第四章 「4コマイラスト」が生み出した作品の彩り〜イラストレーター「川崎絵里さん」との嬉しい出会い〜

私の知り合いの中学生・高校生たち数人に「4コマイラスト」の制作をお願いしてみましたが、「創作民話」のストーリーに沿ったイラストを制作する作業は本当に難易度が高く、誰しもに気軽に依頼できることではないとよく分かっていました。

でも、どうしても、私の創作民話には「4コマイラスト」は不可欠のように感じ始めました。実はそれまでに、あるパン類製造企業がWebで立ち上げている「民話サイト」があり、その中で「川崎絵里」という方の描かれているイラストのタッチがとても気に入って、問い合わせをしたことがあったのですが、丁重に断られてしまいました。

私は次々と創作民話作品を書き上げていて、ネットでいろいろ調べていたら、セミプロのイラストレーターを有料で紹介してもらえるサイトがありました。そのサイトでなんと奇遇なことに「川崎絵里」という同姓同名の方のイラストが、私の創作民話のストーリーに合うんじゃないかなあと思って、2019年の11月に初めて「4コマイラスト」の制作依頼をしてみました。

千葉県ファイル「300歳姉妹と閻魔大王」の作品の出来栄えをみて、やはりプロの方は技術のレベルが違うなあと思いましたが、値段が想像以上に高いので、3作品依頼してから「値段交渉」をすると、驚くほど安くしてもらえるようになりました。

それからは、1度に2~3作品依頼するようになりました。その出来栄えは、なかなかのもので、「修正ポイント」がある時は、率直に依頼するようにして、最終的にとても満足度の高いイラストが出来上がるようになってきました。やはり、最初の頃は80~90%の満足度でOKにしていました。お金が余分にかかると思い込んでいたからです。

ところが、川崎絵里さんは無料で、かつ、私の要望を見事に「4コマイラスト」に反映していただけるようになったので、2025年現在に至るまで継続依頼させていただいています。彼女の「4コマイラスト」の添付がなければ、私の創作民話の魅力は半減するように感じています。

 

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