月に一度は泊まりに来ている。丈哉さんは楽しみにしている。畑で取れた野菜で食事を出すと、嬉しそうに自慢をするが、ジョー君はさっさと食べる。
「ジョー、ゆっくり、味わって食べろよ」
「丈パパ、美味しいよ。分かっているから」と、軽く言われてがっかりしている。
「丈哉さん、見て! 幸也家にお土産よ。丈哉さんのお野菜達。キュウリと人参のピクルス。大根の漬物」
「おおー、そうか。アハハハハ」と、満足そう。
二時頃、幸也さんから電話。
「ジョー、迎えながら、僕達も兄貴んちに行くけど、いいかな」
「ええ、いらっしゃい。お夕飯準備して待って居るわ。ウフフフ」
今晩もにぎやかな食卓になりそう。嬉しい。
香ちゃんの好きな肉じゃがと金目鯛の煮付けにしよう。
「買い物行ってくるね」
すると、
「香子ママ、僕も行きたい。カンタも」とついてきて、楽しいお散歩の時間。
カンタ大喜び。
今日は荷物持ちもいて、楽な買い物の日だ。
「ただいま!」
「お帰り。お父さん達、来ているよ」
香ちゃん、
「お姉さん、急にすみません。ジョーだけ美味しいご飯をご馳走になっているのが羨ましくて、来ちゃった」
「嬉しいわ。作りがいがあるわ」
「お手伝いしますね」と言うので、二人でお台所に立った。楽しい。
六時頃、お夕飯。相変わらず、ジョー君の食欲に感動。
「たくさんで食べると、凄く美味しいね」今日も完食。万歳!