【前回の記事を読む】「年とっても、心配するな。俺たちが面倒みるから」——血のつながりは無い。でも実の息子同然の二人の言葉に涙が…
第五章 これからも二人で
朝七時頃、焼き立てパンの匂いで、三人とも、起きてきた。
「香子ママ、いい匂い。早く食べたい」
「はいはい。たくさんありますよ」
ベーコンエッグとサラダ。
「香子ママ、昨日のジャガポークある?」
「あるよ」
「食べたい。入れて」
「凄いな。朝から食欲が」
「香子ママのは、特別なんだ。う~ん、美味しい」嬉しい。
圭君、
「ジャガポークは旨いな~」と、二人とも、ペロッと食べている。
九時頃、
「カンタと遊ぼうか~」と、庭で三人とも、遊んでいる。カンタ、大喜び。きっと、お風呂に入るだろうね。準備しておこう。
二人がカンタと遊んで、丈哉さんは椅子に座って、見ている。
「香子ママ、お昼は何?」
「ジョー、お腹空いたのか」と、びっくりしている。
「あと、一時間すると減るから」
「凄いな~」
「オムライスはどう」
「オーケー。大好きだ」
若者は、凄い。作りがいがある。良し。
二人とも、シャワーに入って、お昼。ジョー君、おかわり。二時頃、帰っていった。
「香子、二人が来ると、食事が大変だ。よく、食べるな~。びっくりするよ」
「ええ、嬉しいわ。作っていて、ワクワクするの。美味しそうに食べるから」