「丈哉さん、高木さんがいらっしゃいますよ」

「そうだった。どうして?」

高木さん、

「社長が、サプライズだそうです」

「素晴らしいサプライズだ! 社長、ありがとう」と天を仰いでいる。

「副社長、朝、奥様と別れたばかりですよね。一週間も会えない恋人達のようですね。クックックッ」

続けて、

「明日は、八時にモーニングが来ます。九時三十分にお迎えに来ます。大阪支社へ寄って一時間会議、十二時四十分の新幹線で帰ります」

「奥様は、大阪支社の近くのカフェで待っていてください。それでは明日、九時三十分に」

と高木さんは自分の部屋へ。

「おおー、嬉しい。愛しているよ」

抱きしめて、キスの嵐。ブラウスのボタンを外した。

「僕の香子、僕の胸、おおー、いい匂い、癒される」

嬉しい。こんなに喜んでいる。良かった。

「七時になりますよ。レストランに行きましょう。続きは、後でね」

十二階のレストラン。

とっても素敵。フルコースで、お肉が凄く柔らかくて、美味しい。

「新婚旅行みたいね。ウフフフフ」ウキウキ気分。丈哉さんも嬉しそう。

ワインを飲み、いい気分。

「香子、部屋に帰ろう」

「ええー、もう。夜景を楽しみましょうよ」

「いや、僕は香子を見たい」

「嫌だ~。毎日、一緒でしょう」とサッサと戻った。

「お風呂へゴー!」甘~い夜でした。