そのため結婚を決めた時に、私の方から「子供は母親と一緒に暮らすのが当たり前なので一緒に日本に連れてきてください」と話し、日本に来てからすぐに養子にして育てました。

そして2番目の元妻との子で、日本に連れてきた一番年下のハーフの子供もやっと去年20歳になり、私の子育ては基本終了しました。

孫も現在4人います。このうち2人の孫は次女がフランス人と結婚したため、フランス人とのハーフで金髪の男女2人です。

男の子はフランスで大学院に行っています。女の子は可愛い高校生です。また長女の孫は日本人と結婚してできたユーモアのある高校生の女の子とスポーツ万能な中学生の男の子2人です。

聞いただけで、日本人の友人にも大変だねと言われますが、本人としてはそんなことはまったくなく楽しいだけです。これまで終活の一環として、子供や孫たちと一緒に楽しい旅行の思い出作りもたくさん経験してきました。

その孫たちも今年一番下の男の子が中学校に入り、私の役割はほぼ終了です。

中学生・高校生になると部活・友人・勉強などが生活の中心になるとともに、すごく忙しくなり、おじいさんの出番は少なくなります。いろんなものが私の終活のファーストステップとしては終わりになってきました。

子供と違い高齢者は、それぞれの個性に各々のそれまでの人生が乗っかっていますので、千差万別で超多様性があります。

ところが世間ではそれを「年寄り」、「おじいさん」、または「高齢者」というような言葉でひとくくりにします。