「でも、どこから来たのかな」
よく見ると、散歩に行くとき、時々この子に会っている。二匹で、アイコンタクト取っていたんだな。太郎、嬉しそう。今日からご飯は二人分だね。名前を付けないとね。
「そうだ。花ちゃんにしましょう」
太郎って、嫌ね~。しょっちゅう、花ちゃんの後ろに回って、お尻を嗅いで、乗ろうとしている。花ちゃんの事、大好きなんだね。夕方、洗濯物を取り入れに、ドアを開けたら
「まぁ~、太郎、成功したのね」邪魔せず、後で取り込もう。
丈哉さん、いつもの時間に帰ってきた。
「太郎に、素敵な事件よ」
「えっ、太郎に」
「まず、着替えましょう」
「どうした。太郎に何があった?」
「来て」と勝手口から外へ
「はぁ~ん、あの子、どうした?」
「二~三日前から、変だったの。呼んでも直ぐにはこないの。今日のご飯の時間に私に紹介したの」
「アハハハハ。太郎、既成事実を作ったんだな」
太郎、う~んと、しっぽを振って喜んでいる。でも、どこから入ったんだろう。不思議です。
次回更新は9月22日(月)、22時の予定です。
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