評論 発達障害 医療 治療法 2020.09.10 医療費無料から3割負担の重圧。増える「発達障がい診療難民」 [図1]思春期ADHD症状チェックリスト <不注意> [図2]思春期ADHD症状チェックリスト <多動・衝動性> [図3]成人期ADHD症状チェックリスト <不注意> [図4]成人期ADHD症状チェックリスト <多動・衝動性>
エッセイ 『ボクは、笑顔でできている ~多くの人に支えられて、白血病と闘うことができました~[注目連載ピックアップ]』 【第2回】 向井 健一郎 「病名は急性リンパ性白血病です」"急性リンパ性白血病"は約10万人に1人の確率で発症する。なぜ私が、と妻と二人で泣いた。 翌日の朝に、もう一度血液検査とエコー検査などを行いました。消化器内科の医師からは、「肝臓や脾臓は少し腫れているが、これが痛みの原因とは考えにくいです。最初のCTスキャンの画像を見ると、リンパ腺がいくつか腫れているところが見られたので、午後からは血液内科で診てもらいましょう」という話がなされました。私は「血液内科」とは初めて聞く名前だったので、これは何の病気だろうと思っていました。午後、病室が血液…
小説 『スタンド・ラヴ』 【第2回】 惣才 翼 その夜からずっと、恭平は彼女の裸体を見ることを日課とした。この《ヴィーナス》に陳腐で身勝手な妄想を真剣に抱き続けていた 【前回の記事を読む】窓際に立つ女性は、気怠げに左手だけでブラウスのボタンを上から外していく残念なことに窓枠は腰から上に在り、その下半身は見えない。恭平は生唾を飲み、瞬(まばた)きも忘れて目を凝らして見守る。一連の動きが自身のせいで中断されることを恐れ、壁に身を貼り付け、それでも首から先だけは懸命に突き出した恭平の目は、痛い程に血走っている。冷静に考えれば、あの五階建てのビルに隣接するどのビルにも…