【前回の記事を読む】IT社長が解説:プロジェクト失敗の原因になる認識の違い―ただの『雑用』か、『大いなる、雑用』か。仕事における雑用とは…
第1章 人間力
人はそれぞれプライドがあると思います。このプライドという言葉は残念ながらあまりいいイメージで使われないことも多いですね。プライドを持つこと、プライドが高いこと、これは私が考えるにどちらもいいことだと思います。
しかし、特にこの『プライドが高い』という言葉はイメージが悪い。なぜでしょうか。 まず辞書で調べてみましょう。
プライドという言葉の定義を調べてみると、
―誇り
―自尊心
―自負心
―矜持(きょうじ)とあります。
誇りとは、自慢に思うこと、誇ること、得意と思うこと、だそうです。
自尊とは、自ら寛大に構えること、自らを高ぶること、で、自尊心とは、自尊の気持ちということになります。
しかし、この自尊心というものも曲者です。別の言い方をすれば、自分の尊厳を意識しそれを主張して他人の干渉を許さないという気持ちや態度ともいえるのです。
自負とは、自分の才能を誇ることですが、これもうぬぼれという反対の表現ととられることもあります。
矜持とは、プライドそのものといった感じで、自分の能力を信じて抱く誇りという意味です。これも、過剰になれば、うぬぼれといえなくもないです。
自分の中ではこの矜持がプライドの正体なのかなと思うこともあります。
なるほど。確かに言葉の意味や定義、印象は、裏も表もありますから、イメージが悪くなってしまったり良くなったりする訳です。