PART 5 編入学入試について

医学部学士編入制度は、再受験とも呼ばれます。医学部以外の大学に進学、卒業したあとで、2年次または3年次から合流することを前提として入学するための試験です。

医学部に多様な人材を確保するという目的によるもので、学力のほか大学での専攻・社会経験、面接などを併せた総合的評価によって合否が決まります。

2023年度では、全国で29の医学部(うち国公立大学が27校、私立は北里大と岩手医科大)がこの入試を実施しています。選抜方法は、書類審査・学科試験・面接(集団討論含む)が一般的です。

学科試験は、英語・生命科学・物理・化学・数学といった科目から課されますが、大学によって受験科目はばらつきがあります。

群馬大学、筑波大学、高知大学、大分大学は必ずしも大学を卒業していなくても 2 年以上の在学者(見込みの者を含む)であれば、指定の単位を修得していれば受験可能です。

文系学部出身者や社会人でも、一般入試よりも軽い負担で受験することが可能なので人気があり、難関試験になっています。

以下は編入学を実施している大学のリストです。