はじめに
この本のテーマは、「柿の無肥料栽培は良いことばかり」であり、そのことは以下の3つである。
1 旨くて日もちの良い柿ができる。
2 地球温暖化への対策になっている。
3 肥料が高騰のおり、節約になる。
この本ではこの3つのことを中心に伝えたいと思う。そして、この本の構成は、以下のようになっている。
第一章では、柿の無肥料栽培までの道のり、柿の無肥料栽培の試行錯誤など、私の体験を書いた。
第二章では、私の体験を踏まえて、栽培を科学的に考え、理論付けしてみた。さらに、第三章では、柿のルーツと栽培の将来について展望を探ってみた。
なお、無肥料栽培は、あくまで次善の策であり、最善の策ではないのだ。それでも、近い将来への明るい展望となっており、一度立ち止まって、将来を考える良い機会になることを願っている。