また読書は、本の種類や難易度によっても、読むスピードは変わってくる。
最初のうちは、「読書時間」と「1日の読むページ」についての目安を設定したらよいと思う。そして、その目安はゆとりを持たせるように注意する。
例えば、私は1日の読書時間は最初のうち「20分から60分(基準は30分)」にしていた。読むペースは
文芸書は「1日20~50ページ(基準は30ページ)」
やや難解な哲学系・人類学系は「1日15~30ページ(基準は20ページ)」
歴史小説は「30~60ページ(基準は40ページ)」
何とか目標の基準となる時間とページはクリアしたいところであるが、私は、せめて最低目標をクリアすることを中心に考えた。そして気分が乗った時に基準を超えて読み進むようにしていた。
それでも、哲学系・人類学系の書籍などは眠くなりがち。特に前の晩、あまり眠れなかったり疲れ気味の時は、読書開始5分でウトウトしてしまうことも。そんな時は無理せず読書は中止。しばらくスマホを眺めたり、他の作業をして、気分が乗ってきたら再び読書を始めるようにしている。
それでも気分が乗らない時は「妥協する」。
その日の読書は諦める。ダラダラ読み続けていても意味がない。
こうした割り切りは、特に「ワクワクリベンジ読書」の初期には重要である。「苦手な読書」が「嫌いな読書・大嫌いな読書」になったら逆効果である。
私はよく近所の喫茶店で読書するが、今でも気が向かない時は、スパッと読書を諦め、本そのものをしまい込み、コーヒーやBGMを楽しむようにしている。