この国のことを話すのは、僕には難しい。だから、学校で相談員をしているおじさんの話を聞いてみて。おじさんは、マブダチだよ。
おじさんは、僕ら3年生に話してくれた。
おじさんがマブダチだって! 本当? とてもうれしいね……。
「このナンシン共和国は、意外と、単純にできているんだよ……。人間(大人)のほうが複雑だ。そうだなあ、3年生の子たちには、これから楽しいことを、そのまま楽しんでいけば、いずれ、わかるときがくると思うな……。
さすがだな。3年生たちは! 希望そのものが輝いている、楽しいころの成長の様子……。甘え(依存)たり、反発したりしながら、少しずつ自立する。これを繰り返し、今も繰り返しながら、やっと大人への入場門にきてくれた。ありがとう」。
「いつでも無邪気で、とても楽しそう。思い通りにいかなくても、戸惑う顔を見たことがない……。素朴でいいなあ。だから、おじさんたち大人は、いつもほほえんで見ていられるよ。
大人に叱られたときは、どう受けとめようか困っているみたいだけど、間違っていないと思ったのなら気にせず進め。 もぞもぞ、もやもやしたら聞いておいで……。おじさんは、何に対して、もやもやするのか知りたいから教えておくれ。
ここにいるのは、新しい門を開き、未来への物語を作る、輝く子たちだ。今、太陽のスポットライトをあびている。歓迎するよ~。すくすく自立する子たち!」。
「これから先に、どんなことがあっても大丈夫だよ!」。
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