アバターの衣装について、3Dモデルに詳しくない方向けに説明すると。

現実世界では、男性向けMサイズの服を男性が着ても女性が着ても、ひとまずは着れますよね?

しかし3Dモデルだとそのままは着れないのです。

男性アバター向け衣装を女性アバターに着せると……胸の部分がシャツから突き抜けてしまいます……。

つまり、「体格が違うアバターに服を着せる際には、大きさやポリゴン(メッシュ)の形状をいちいち変更・調整してあげないといけない」ということです。

で、これがアバター販売にどう関係してくるかというと。

ユーザー心理として、「アバターを改変したい→服を着せ替えたい→対応服(調整済みの服)の数が少ない→改変の幅が少ない→購買意欲の低下」の動きに繋がります。そうすると「対応衣装が多い」方がいいのですが、どうやってその状態にするか。

大抵は「自分等で衣装を作成する」か「既に制作済みの衣装を販売しているクリエイターに、追加で対応依頼をする」になります。

VRC合法チート研究会には自前で衣装を大量に用意する体力はないため、「衣装対応をお願いする」ことにしました。

これに関してもTKSPさんには非常に助けられました。何せ大勢の衣装クリエイターに連絡・やり取りをしないといけませんから……(マジで感謝)。

そしてその対応してもらった衣装を着たアバター「チセ」を、体験・紹介ワールドに配置し、訪れたユーザーに「こんな改変もできるのか!」「この雰囲気いいな!」と購入した先・イメージをつけてもらえるようにしました(f-4)。

「可能性無限大!」

対応してくださった衣装モデラーの皆様、その節は本当にありがとうございました。


注1 クエスト単機ユーザー:VRChatにおいて、HMD単体でVRChatをプレイするスタイル/プレイヤーのことを指す。他のプレイスタイルとして、HMDをPCに接続して使用する「PCユーザー」や、HMDを使用せずにPCのみでVRChatをプレイする「デスクトップユーザー」などがある。

 

次回更新は6月17日(火)、8時の予定です。

 

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