シュタイナー教育で、小学校の間は威厳を持ってしっかり断定的な言葉で伝える、時には子どものためにしっかり怒る、ということを知り、実践していくと子どもたちは落ち着いてきました。この本が同じようなことで困っている保育者の方々の育児の悩みの解消にもなればいいなと思います。

一番下の子は病弱で入退院を繰り返し学校へ行けていなかったので、フリースクールとして私の運営するピアノ教室で過ごすことを先生にお願いしたところ、それを快く受け入れてくださりフリースクールをオープンすることになりました。

今は担任の先生、校長先生、教育委員会の方々の協力を得て運営しています。そしてフリースクールの特色として山伏の行者さんにアドバイスをもらっています。行者さんの考えはモンテッソーリ教育、シュタイナー教育に劣らない日本の優れた教育思想だと思います。

山岳修行の行者さんには不思議なことをたくさん経験させてもらいました。読んでも信じてもらえないと思いますが、とても面白いので2章に載せてみました。物語のつもりで読んでほしいと思います。

3章は教室のホームページのブログに載せていたその時々に感じた内容をまとめています。最近はYouTubeで小さな子どもや社会人の方が上手に楽器の演奏を楽しんでいます。

上手な人はたくさんおられるものだなと感心してしまいます。私は子どもの時、外でずっと鬼ごっこをしていたかった子どもだったので、ピアノは嫌々弾いていました。そしていつまでもやめさせてもらえませんでした。

しかし、このことが功を奏して習っている子どもの気持ちがよく分かります。また、大人になってからは、ピアノ講師を育てる先生の元に通いながら企業で働いていたことがあります。

その時、身体がカチンコチンになりだんだんピアノが弾けなくなりました。小さい時はあんなに速いテンポで弾いていたのにどうして?と深く考えるようになりました。

企業で働いていると間違ってはいけない作業がたくさんあり、思考がガチガチになっていたように思います。それから思考を変えないとピアノは弾けないことに気が付きました。逆に思考を変えるとピアノは弾ける、そして思考を変えた方が仕事も上手くいくと気が付くことになります。

 

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