第1章 人生100年、あなたの今までとこれから

・今の中高年が抱える健康問題について

・痛みの本当の原因は?

加齢によって起こってくること 高齢者の不安

私達は年を取ると、必ずどこかに悪いところがあるものです。どんな頑丈なものでも、時間がたてば古くなり傷んできます。

医療から診ると、内科的なことと整形外科的なことになります。内科的なこととは、メタボ、コレステロール値、血糖値、血圧が高いなどが挙げられます。

これらは60代の4割以上の人が既に経験し、普段から気にしている疾患なので、高齢の人が集まれば必ずその話題がでます。

あと、癌などの悪性疾患です。ダイエットをしてないのに体重が減ってくれば、癌ではないかと不安になります。

もう一方は、体のどこそこが痛い、動かない、膝痛 腰痛、肩こりで体が動かないという整形外科的な訴えです。

人間は動物なので、本能的に動かなくなることに恐怖心があります。歩けなくなるのではないか、寝たきりになるのではと不安になります。

その他には、めまい、ふらつき、耳鳴りに物忘れ等の病状が続きます。こういった不安が出現すると、クリニックに来て相談されるようになります。では、どうすれば不安が解消されるのでしょうか?

実はこのことは、かなりの確率で予測が可能です。過去があっての未来なのです。過去の生活を振り返り、しようと思っていたのにできなかったことを、そして直したほうが良いと思われることを改めていく計画を立てましょう。

今後起こってくる危機を予測し、回避する、備えることが大切です。100年という長い時間を元気で過ごすためには、予防医学を考慮しての生活習慣改善が必要です。

 

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