絵本・漫画 絵本 児童書 飲茶 2025.06.05 中華料理店の厨房で点心たちが集まってひそひそ話をしています。どうやら、料理人の珍さんに不満があるようです。その不満とは… 👉『飲茶むちゃむちゃ』連載記事一覧はこちら 【イチオシ記事】あの日の夜のことは、私だけの秘め事。奥さまは何も知らないはずだ…。あの日以来、ご主人も私と距離を置こうと意識しているし… 【注目記事】ある日今までで一番ひどく殴られ蹴られ家中髪の毛を持って引きずり回され、発作的にアレルギーの薬を一瓶全部飲んでしまい…
小説 『家族の闘病記ピックアップ』 【第3回】 成田 たろう 3月上旬、がんの手術のため妻が入院。腫瘍が3カ月で約3倍の大きさに。全部取り切り、何も問題はないと思っていた、その時は。 【前回の記事を読む】「飲むのも、仕事のうち」その生活が一変!妻ががんになり、ほんの少しの時間でも今は妻と一緒にいたい…千恵のがんの手術で十日ほど入院することから、ご飯の炊き方と洗濯機の使い方だけは教えてもらった。「お米の研ぎ方は、一回目の水のすすぎは浸すだけ。その後、手のひらで揉むようにして、四回ほど洗って、はい、やってみて」私は一回目からしっかりお米を研いでいたので、よく叱られた。私は強情な性…
小説 『居場所がない団塊世代のあなた方に』 【第5回】 阿弥 阿礼 真っ赤な夕日が差し込み、バケツに入っていた魚たちが金色混じりの赤銅色に輝いた。「なんて、綺麗だ…」 【前回の記事を読む】「今日は、魚取りをするから」——夏の小川に響く、少年たちの声隆は、四手網を投げ込んだ小川の上流から、竹棒をリズミカルに、ガチャガチャ、ガシャガシャと鳴らしながら動かし、獲物を網に追い込んだ。幸三は、隆の動きに合わせ、小踊りするようにはしゃぎながら付いて行き、獲物が獲れる瞬間を、息を潜めて、じっと待っていた。10分くらい同じ動きを続けた後、網をゆっくりと引き上げた。四手網の中に…