俳句・短歌 短歌 自由律 2020.08.29 句集「曼珠沙華」より三句 句集 曼珠沙華 【第5回】 中津 篤明 「冬花火 亡び 行くもの 美しく」 儚く妖しくきらめく生と死、その刹那を自由律で詠う。 みずみずしさと退廃をあわせ持つ、自由律で生み出される188句。 86歳の著者が人生の集大成として編んだ渾身の俳句集を連載でお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 美しき 朝の 衝動 花ごろも 花ごろも 胸に 山桃 暖かき 花ごろも 淡き 悔恨 青あらし
小説 『クリスマスファンタジー』 【第2回】 北村 俊雄 元カノから20年ぶりに電話が来て、ワンコールで切れた。返信できずにいると…「お前の元カノ死んだんだって、知ってた?」 【前回記事を読む】クリスマスの銀座で、赤いコートの女性と視線が絡まった!目を一瞬離した隙にその女性は…夏人はホームに滑り込んで来たいつもと同じ銀座線に乗った。銀座線に乗った夏人は入り口近くの席を見つけて座った。そして先ほどのことを考えているうちに眠りに落ちてしまった。しばらくして目が覚めた時には渋谷が終点のはずの銀座線がどこか知らない地上を走っていた。電車の外は霧のように細かい雨が降っている。周…
小説 『ブンヤ魂』 【第2回】 山下 信義 ケンカ自慢の不良連中が金網に集められた…始まったのは、ルールなしの“デスマッチ”。裏で操る組織の正体は…… 【前回の記事を読む】「明日にも逮捕か」の前撃ち報道は「逃走してください」というようなもので、捜査に大ダメージを与えてしまうここでスタジアム建設地の東海県遠州市について説明しておく。地元では昔からこれといった産業もなく、半農半漁ののどかな田舎町であったが、昭和四〇年代から大手自動車会社が進出し、さらに製紙工場、鋳物工場が進出し、軒並み大工業地帯が形成され、昼夜休むことのない労働者目当てに風俗店、パ…